Blanc upas vélo équipe ​

ブルベを走っているときに感じる「ロングライドとグルメの相性の良さ」。ランドヌールやランドヌーズと時間を共有する心地よさ。Blanc upas vélo équipe ​ は、この「心地よさ」を共有できる世界で唯一のフィクションクラブだ。

paris-brest-paris Randonneurs 2019 6.Brest(612)からCarhaix(696)


6.Brest (612)からCarhaix(696)

 

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特徴的なブレストのPCの入り口。2015は、バルーンのゲートがあったようだが?

借金を抱えてブレストの街を進む。

 

野菜とプロテインを 体が欲している。

 

ブレストの街中は結構なアップダウンがあり、小樽のようなイメージ。

 

大きなモールがあって都会。

巨人の看板を掲げるバイクショップもあった。

 

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ショッピングモールと自転車レーン

 

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いったい、どのくらいぶりの信号ストップだろうか??

 

途中、クイックピザ?がコース上にあったが、ランドヌールで溢れかえっていた。

せっかく、PCではないところに行くのに、並ぶのはパスしたい。

(あとで、入った人に聞くと、30分くらい掛かったらしい。ノット クイック!)

 

 

街のはずれのランドアバウトで左に曲がり、別のショッピングモールへ。

 

 

ここには、みんな大好きマック!があるのだ!

 

海外におけるベンチマークとして、よく使われるマック。

 

今回の旅では、初訪問だ。

 

 

 

 

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オープンテラス!マックさえオシャレに見えるフランスパワー!

せっかくなので、フランスのマックの使い方を説明しておこう。

 

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この端末があれば、(一部のみ)日本語でオーダーが出来る。

 

決済も端末の下のスロットでカードやアップルペイが使える。

 

しかも、左に置いてある円盤にICチップが内蔵されていて、席に持っていくとそこに持って来てくれるシステムだった。

 

しかし、その番号を自分で端末に入力する必要があった。

 

 

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定番をオーダー!

 

 

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高校生くらいのアルバイト

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おしゃれな店内

 

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外に佇む相棒


ブルベ最中でなければ、ゆったりとしたフレンチタイム。

 

 

日差しは強く日向だとじりじりするが、日陰に入ると少し寒いくらい。

 

日本では、あまり感じたことのない感覚だ。

 

気温は20度ちょっと。

 

 

ここには、誰一人としてランドヌールの姿はなく、快適に休む事ができた。

同時に朝露で濡れたダウンを乾かす。

 

 

 

オープンテラスで優雅にランチする。

 

 

今考えるとパラソル等の日差しを遮るものが無いテラス席があるのは、やはりブレストは冷涼な気候なのだろう。

 

しばし、ブルベの事を忘れフランスを旅してる気分を味わう。

 

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ビックマックで、自分を取り戻す


補給しながら、後半戦に向け作戦を練る。

 

 

カロリーが美味い。笑  

 

 

 

特に、ポテトがカリカリで美味い。

ここのポテトは、太いタイプだったが、やはり外はカリカリ。

 

 

ちなみにセットが8.1€、フィレオフィッシュが3€だった。 

当時のレートは120円くらい、日本より少し高いかも。

 

 

Qシートを見ながら、作戦をいつもどおり練る。

予定では、ブレストまでにオンタイムに戻っているはずだったのだ。

 

そして、いつもどおり思う。

 

なぜ、前半にもっと頑張っておかないのか??と。

どうして自分はいつも、状況対応せざるを得ない状況になっているのか??

 

こういうのを、世間では、”ギリギリ隊”  と呼ぶ。

 

今回に限っては、タイムアウト隊だ。

 

悪く言う人も居るがこれはこれで、綿密なマネージメントが求められるのだ。

人によっては、考えられないだろう。

 

 

だが、この限界の向こう側を覗いて帰って来るのが、また面白いと思う。

 

 

 

 なぜいつも自分はこうなるのか??と

 

 

 

再度、自問するが答えは見つからない。

 

 

今回も借金生活だから、後半が苦しくなる。

 

 

ミスは、許されない状況に追い込まれる。

 

 

しかし、全員に平等に与えられた90時間。

競技ではないので、楽しんだもの勝ちなのだ。

自分は時間いっぱい楽し苦しむタイプ。

 

そう言い聞かせる。

 

 

 

通常のBRMでは、600までは、毎時15kmで計算されるので、クローズは、40時間だ。 

ここブレストのクローズだが、612キロ地点なので40時間とちょっと(きちんと考えると48分)と思っていた。

 

残り50時間で607キロを戻れば良いと思っていた。

 

しかし、よく考えると、おかしいことに気が付く。

前々日の17:30が、スタートなので40時間後は9:30だ。

でも実際に11:36が、自分のクローズだ。

 

もぐもぐしながら考える。

 

 

Qシートによると、今回のPBPは、612キロのクローズ時間は、42時間6分。

Qシートが公開されてから、みんなが騒いでいた理由がコレだ!!

 

と今更ながらピン!とキタ!!!

 

いや、知っていたけど忘れていたのが正解か?

 

 

 

 

エントラントでも、自身のゴールクローズを知らないで走ってる人が居るくらいである。

 

 

なぜなら、80時間で完走してしまう人にとっては、クローズの時間など意識する瞬間すらないのだから。

 

 

 

 

2時間もタイムアウトボーナスがあるのにさらに2時間ほどの借金生活をしている自分は、フランスに来ても いつもどおりだな。

 

 

と我ながら感心する。

 

※PBPは、公式でタイムアウトしても次の次までにオンタイムに戻せばOK。とアナウンスされている。

 

 

とりあえずの目標は、自作タイムテーブルプランBのギリギリ隊に載せること、つまり2時間の借金を返す事を確認した。

 

46時間で607キロのひと勝負。

 

一日目に風で飛んだ片方のコンタクトを装着し、かなりゆっくりと走り出す。

コンタクトが飛ぶことは、スキーでもバイクでもよくあること。

裸眼でも見えるのであまり気にならないが、ピントが合わないのは路面の異物が見えないのでコンタクトは必要。

 

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まだ、15時手前だったはず。

 

 

 

ブレスト郊外、高速に繋がる道なので道が広い。

 

胃腸の負担を下げる為に1時間は心拍を上げないように走る。

 

 

 

 

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618km、ギパヴァの街。やはり街の中心には教会がある。

 

 

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中にクラシックカー。ヨーロッパでは資産価値が認められている。

 

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次の街は、ランデルノー(630)

川沿いのきれいな観光地だった。パックしていいペースで走っていたのでまともな画像はない。

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その先で、赤い彗星を発見。

彼は、アニメの”ろんぐらいだぁす”を見て2018年に自転車を買い、それからブルベを始め2018の襟裳1000まで完走した男。

数少ない北海道からのエントラントだ。

初めて会ったのは、2019北村300。

大雨が降る直前の増毛の海岸線だった。

 

 

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その年のブルベで必ず見かけていた。特徴的なマシンで気になって声を掛けた。

 

PBPにエントリーした。

と聞いて驚いた。

 

その後、一緒に留萌で寿司を食べながら情報交換して一緒の飛行機でフランス入りすることも発覚して、楽しい時間を過ごしたのだが。

 

ど根性系ランドヌールだが、やはり苦戦している模様。

寝てないから厳しいとの事。

ブルベ始めて1年でここ立つのがすごい。

 

アベレージが伸びない人は、寝る時間が削られるのはブルベの常。

少しトークして、”きちんと寝るんだ!”とアドバイスしたような。

 

 

検討を祈り、

 

”また会おう!”

 

と、お別れした。

 

 

 

その後コース上では会わなかったのだが、、、

 

 

 

ソロでD764に乗り往路との分岐点を目指す。

 

結構よい登りがだらだらと続き見通しが悪い。

 

その時に対向車線に良いスピードで降りてくる人影。

通り過ぎた後に同じホテルのTomさんと気が付く。

下りなので声をかける間もなく、スライド。

逆走しているのは、友人にトラブルだろうか??

 

 

 

ここは、往路とは違う道なので、すれ違うエントラントは皆無。

いや、むしろ居たらおかしいのだ。

 

彼とは、FBで繋がっているので帰国後聞いたところ、ミスコースして直進してしまいブレストで気がついたがDNFしたそうだ。

タイでは、年中ブルベが行われていて、かなりの乗り手と見えた。

あの解りやすい交差点をミスコースするとは、もったいない。

 

 

それぞれのドラマが、あるのがブルベ。

特にPBPはいろいろ起こる。

 

 

その後、D764に乗り往路との分岐点に至り、トイレタイムをとってリスタート。

 

 

 

途中、シジュンの街(646キロ)でボトルを満タンにする。

 

 

 

 

再びトレヴェゼル峠のピークを目指す。

 

 

見通しが効くということは、良い事ばかりではない。

逆に朝に降りてきたばかりの長い下りがかなり遠くから見えて”アレ”を登るのかと思うとうんざりする。

 

 

しかも、その坂が見えてもなかなか近づいて来ない。

 

 

ようやくその坂にリーチして、登り始めるが長い長い。

 

 

勾配が緩いのだけが、救いである。

 

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ようやくピークのタワーが見えてくる。

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左を見れば、ブルターニュ地方が見渡せる。

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対抗車線の向こうにブル(以下略)

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 パラグライダー見える??

 

 

登りの長さに嫌気がさすころ、ようやくピーク手前のランドアバウトが見えてくる。


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きれいな空と電波塔。やっぱり最高!

 

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ピークからの眺め。

この頃には私設エイドはほとんど撤収されていた。

 

ここまで暑くて、水の残りが少ないので心細い。

 

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タワーも見納め

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この頃には、スライドする車両もかなりまばら。84時間組の後ろの人だろうか?

それに、なにかしらトラブルで遅れた人が混ざっている?

 

90時間組だと、時間的には相当厳しい部類に入ってくるだろう。

 

 

帰りは、D764をまっすぐにカレの街まで進む。

 

 

峠の下りはもちろんのこと、時折長い下りがあって快適な道だった。

 

 

問題は、ボトルの水が空になりつつあることだけだった。

 

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振り返れば美瑛・・・  のような丘

 

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オブジェにボンジュール!

朝に見かけたオブジェまで戻ってきた。

 

 

予想よりも長い距離だった。

 

 

サクサクと進む。

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下りの気持ち良さは、伝わるであろう。奥に見えるのは、これから向かうカレの街だろうか?

 

アルファロメオはあまり見かけなかったので写真に収めたのだが、何気ない一枚がこうして思い出に残る。

(書いて居て気がついたが、このアングルと同じ画像を撮って居る方がいた。看板の切れ方まで同じ)←正確には、動画からの切り出しなんだろうけど。

 

 

この広大さは北海道でもなかなか見ることができないと思う。道東の一部にあるくらいだろうか?

予報どおり、復路になってもアゲインストで気持ちよくは進めない。

 

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ようやくカレの街まで戻って来た。

PCの手前に みんな大好きマック!があるので、入る。

www.google.co.jp

 

 

数人のランドヌールが休んでいた。数少ないコース上のマックだ。

ここでは、サンデーとセットを食べた記憶があるが、画像がない。

レシートの画像すらないので、相当疲れていたのであろう。

 

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ベリー系のサンデーだったが、染みた。牛乳が旨いからか、生涯一のうまさだった。

スプーンは、世界共通の模様。

 

補給の為にフレンチバーガーなるものをTO GOした。

 

ここのトイレでお湯が出たので、うれしくなって塩分補給のために持ってきた

 

おでんの元を コーラが空になったボトルに入れてみた。

 

 

 

味は、、、       

 

 

おすすめしない。笑

 

 

自分の脳が、体内に入るのを拒否する。

 

俺は、なんというモノをフランスで作り出してしまったのか!?

 

そのまま顆粒で頂くのが自分の為だと悟った。ま、それもまずいんだけど。笑

 

 

このあたり、記憶が曖昧な時間帯だが、しっかりと目覚めた。

 

ゆっくり休めたので、PCの滞在時間を最小にできそう。

 

パッキングしてリスタート。

 

マックを出てすぐにPCに到着。

 

 

Carhaix

(19:54) 696.1km 50:20(8min)

 

 

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再びカレに戻ってきた。疲れのためか画像も歪む。

 

思っていたよりもタフな170だった。

 

もう少し早く帰ってこれるはずだったのだが?

 

コントロールでスタンプを頂きすぐにリスタートする。

 

ココのクローズは17:34。

 

あと20分ほどでオンタイムに戻せるところまで来ていた。

 

 

 

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PCと道路の接続。ここでも右通行だ。

右に進めばブレストだが、この時間だとさすがにみんな左へ。

 

一路パリを目指す。

 

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道路から見たカレのPC

 

なるべく明るいうちに少しマージンを稼ぎたい。

 

3回目の夜には、何が起こるのだろうか?

 

 

 

 

blanc-upas.hatenadiary.com