Blanc upas vélo équipe ​

ブルベを走っているときに感じる「ロングライドとグルメの相性の良さ」。ランドヌールやランドヌーズと時間を共有する心地よさ。Blanc upas vélo équipe ​ は、この「心地よさ」を共有できる世界で唯一のフィクションクラブだ。

Paris-Brest-Paris 2023 エントリーガイド

paris-brest-paris 2023 

          エントリーガイド

 

 

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真っ暗な中、遠くに風力発電の赤い光だけが見える。

 

 

そこへと続くランタンルージュ。

 

 

 

ブルターニュの風を受けて、間違いなく自分は憧れのParis-Brest-Parisを走っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Paris-Brest-Paris Randonneurs 2019

 

                          ~2023PBPを目指す人へ~

 

 

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今からブルベを始めて2023PBP(Paris-Brest-Paris)を走る事が出来るか?

 

と質問されたら自分は、迷わず”oui”(ウィ フランス語でyesの事)と答えるだろう。

 

 

 

 

Paris-Brest-Paris 2019

 自転車に興味は無くてもパリブレストなるお菓子を知っている人は多いのではないだろうか?

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TinteniacのPCで食べたパリブレスト

 

 

 1891年に初開催された世界最古の自転車レースを記念して作られたお菓子だ。

 

そのレースの名前こそ、Paris-Brest-Paris である。

 

知名度が高い、ツールドフランスが開催される、ずっと前の話だ。

 

このイベントは、昔はレースだったが今はブルベとして開催される。

パリ郊外からスタートして約600キロ先のブレストを折り返しパリを目指す。

 

オリンピックと同じく4年毎に開催されるこの大会、19回目である2019年は1219kmの距離で開催された。

 

 

集まった参加者数は69ヶ国6674人。

 

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右のパリ近郊から左の港町ブレストまでを往復する1219キロの旅。

 

 

 フランス発祥のbrevet(ブルベ)という形態で行われるこの大会は、レースとは違い順位やタイムによる優劣はなく、それぞれ参加者が完走を目指す。

 

各チェックポイントで通過証明を取りながら、90時間以内に走り切る。

 

休憩/食事/仮眠/トラブル対応は全てこの制限時間内で行う事が求められ、参加者自身が全てをマネージメントする。

 

ランドヌール/ズ(フランス語で旅行者)と参加者が呼ばれるのもその由縁だ。

 

しかし、2019年は全体の完走率が65.3%と7割を割る。

 

近年まれにみる低い数字(日本人はエントリー392、出走378、完走率56.3%)であったことから完走は容易ではない事が想像できるのではないだろうか。

 

 

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このコースが637キロ。これを往復する距離に近い。

 

Paris-Brest-Paris 

 

それは、自分が最も調べて妄想し

最も追い込まれたブルベである。

 

 

 

これはその一人のランドヌールの走行記録である。

 

   

 

  

 

 

 その名前を初めて聞いたのはいつだったろう??

 

覚えてないくらい自分にとっては興味の無い遠い世界の話だった。

 

自転車に乗っていなければ、フランスなど行こうとも思わなかっただろう。

 

2015から始めたロードバイク

 

2016にSRを獲って面白さを知った。

 

ゴールは、いつも後ろから数えた方が早いくらい。

 

出走の前日はワクワクして寝れない日もあった。

 

2018に襟裳1000を完走できた事で一気に現実味を帯びるPBP。

 

 

”俺にも走れるかもしれない”  

 

 

そう思い始めた。

 

 

 

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2018 宗谷600での1シーン。初の4桁ブルベを完走し自信ある走りをしている

 

 

 ブルベのエントリー時に 2019PBP参加予定はありますか?

と問われるが、それにYESと答え始めたのもその頃だ。

 

 

興味が出てくると、数々の走行レポートを読み込み妄想の日々を過ごす。

ネットにある日本語のPBP走行レポートすべてに目を通したと思う。

 

 

PBPは、日本語で情報がネット上に最もある海外ブルベだ。

 

 

そういう意味では、最も情報を得やすい海外ブルベだ。とも言える。

 

 

 自分がこうしてレポートを書いているのは、その恩返し半分である。

先人達が居るからこそ、苦せずしてあの舞台に立てるのだ。

いや、苦労はしているんだけど。

 

 

はじめは、このレポートもクローズドで書いて自己満足で終わらせようと思った。

しかし、情報は受け取られてこそ価値が出るもの。

 

 

 ぜひ、2023PBPの参考にして欲しい。感想を聞かせて欲しい。

 

 

あわよくば一緒に2023PBPに行こうではないか!?

 

 

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 開催1年前  スタート地点の変更と日程が発表された。

 

2019/8/18 ランブイエ スタート(2019ツールドフランス最終ステージのスタート地点)

 

前回2015年スタートはサンカンタン・アン・イブリーヌのベロドローム

 

 新参のデメリットが少し小さくなったような気がした。

 

 

 

 とりあえずは飛行機のチケット、現地のホテル、心配な人はプラス空港からホテルまでのタクシー。〈自分はバスと電車と路線バス、路線バスまで乗ったのは自分くらいだと思う〉

この3つを抑えておけばなんとでもなる。追い込むために変更不可プランで申し込む。

 

面倒な事は考えたくないブルベに集中したい!って人は、ツアーを申し込めは何も考えずにスタート地点に立つ事が出来る。

 

ただし金額は高い。(オダ近ツアーだと40万という話も)

 

しかし問題ではないだろう?

それがビジネスであるわけで。

 

自分は、不要な苦労まで背負う(火中の栗は拾え)タイプなので自己手配海外旅行(FIT)で。全てマックで手配した。すごいぞマック!

 

 

同時にそれは、現地で起こるトラブルはすべて自分で解決しなければならない事を示す。

同じ結果が得られるならば、〈あまり価値を見出さない人も多いけど〉安い方が良い。

(今はほとんどないが)リ・コンファームが必要な場合もあるし、国によってビザ申請も必要。

ただ、この経験は次に海外ブルベに他国に行く場合も役に立つと言える。

 

 

それぞれメリット・デメリットがありますのでご自分の選択を!

 

 今回のFITでは、エアーチケットは10万円を切る事が出来たし、すべてを合わせても20万円代前半で納まっているような気がする。

 

 

振り返ると、ヨーロッパ初体験ながらFITで良かったと思う。

 

 

自分は十分に楽しむ事が出来た。

 

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凱旋門はデカかった

 

PBPの前年までにしておくべきこと

 

それは、4桁ブルベの完走

 自宅スタートで4桁走れなくてフランスで走れるわけがない。これがあると経験値となり、完走への近道になるだけでなく前年(2022)であればプレレジスト(事前申込登録)にも生きる。

 4桁ブルベでは、経験の多さが何より物を言う。自分の極限を超えてロードバイクでライドする経験。その世界で自分に何が足りないのか?体験せずにわかる人は居ないであろう。

プレレジは、開催年の1月(変更の可能性アリ)から長い距離順に始まったのでスタート時間に選択の幅が出る。数も多い方が良い。2019は、90時間だと17:30から21:00が選べた。後ろが良い人、前が良い人さまざまで、それぞれ短所長所あるので自分に合った方を選択、17:30はその日のうちに埋まった記憶がある。

 PBP2019ではプレレジのみですべての枠が埋まる程の勢いだった。

ただ北海道の4桁ブルベだと獲得標高が足りず難易度はケタ違い。余裕を持ってゴール出来ないと本番は厳しい4日間になる。

 

2019年のPBPでは、7000近いエントリーがあり申込期間中に枠が増やされた。だが、いざ終わってみるとアジアのDNF率は61.9%と平均を大きく上回り2023年には、参加者の絞り込みの為に2022年の走行距離で参加枠が決まるような仕組みが出来るかもしれない。今のところ憶測の話でしかないが、認定距離3000を目指して走り込んでおいた方が安心である。

 

そして、2023年6月に行われる本登録までにSRを獲らないとプレレジの権利はもちろん、スタートにも立つことはできない。

スタートに立つまでにも一勝負しなくてはいけない。

 AJの会員番号はとっておいた方が便利よ。リザルトDBですぐに認定番号も見れるし、AJにお布施もできる。

 

経験が浅い人にアドバイスをするならば、

ダメージの蓄積と回復の為に意識的にタンパク質を摂る事だ。

カロリーは摂っても摂っても足りない。

寒い時には、熱産生の為に油脂を摂る。

ウルトラロングディスタンスには、通常のアクティビティには存在しない特殊なコツが多々ある。

他にもたくさんあるが、それを自分で掴んで欲しい。

 

 

情報収集やマネジメント能力を試されるのは、ブルベならでは。

あなたはもう試されている!

 

雨ブルベも完璧にゴール

 雨のブルベはDNSするという選択もまたブルベでは尊重される。しかし、この星を落としたくないブルベならば意地でも走るでしょう。その時に雨ブルベの経験が無かったら?

レーニングとは、環境適合です。完走確立を上げるためにも格段にやる事が増える雨ブルベも自信を持って完走しておきましょう。

その積み重ねが、何が起きても自分をフィニッシュに導く自信に繋がります。そしてそれは楽しむ余裕を生む。プラスの流れは自分で作る事です。

 

折れない心も大事!完走するんだという強い気持ちを常に持って走る!

絶対に諦めない!

 

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車検日は雨だった。しかし明日から始まるチャレンジにワクワク。

 

獲得標高2%くらいは余裕で走れるようにしておく

 PBPは、1200キロで12000mの獲得標高がある。(約1%)最高到達点は340m、これは上富良野の千望峠と同じくらいの標高だ。

高くは登らないが、絶え間なく登りと下りを繰り返す。北海道で言えば、美瑛を緩く走っている感じである。

一説によると平らな所は100キロほどとか。

 

走った実感としてもこれは正しく、斜度は緩いがずっと登っている。もしくは、下りだけど向かい風でペダリングしないと進まない状況が多かった。3%くらいの登りならばアベレージを落とさずに走れる走力は絶対に必要だ。

 

 書くと怒る人が居るかもしれないが、北海道の4桁ブルベは難易度が低い方だ。

獲得標高を見てもそれはあきらかだし、コンビニもたくさんある。

走行レポート、動画を見る限りほぼ平らな所はない事が解るだろう。

 

 

見渡す限りの丘を全て超えて大西洋までいくのだから。

 

 

 

自信を持ってスタートに立つために

 なにより自信を持ってスタート地点に立って欲しい。

4桁ブルべなので、走る人はそれなり覚悟が必要だ。

 

半分お祭りのPBPだが、そこは海外4桁ブルベ。

かなり過酷でしっかりと厳しい。

心して準備して欲しい。

 

 同じ景色を見ても真理状態で、受け取り方も変わる。

2019PBPでも、過酷な経験をしたレポートがたくさんある。

 

不安な気持ちでは絶対に楽しめない。

 

是非、行くならば完走を目指して欲しい。

 

 

200キロも走れば充分満足する気持ちはわかる。そして、完走が全てではない。

 

辛い想いをしてPBPをマイナスイメージにしたくないからDNFして観光もよいだろう。

実際、聞く話やレポートの中には、苦しさが伝わってくるものも多かった。

 

 

 しかし、これはブルベなのだ。

 

 

それに対する完走への想いも人それぞれだと思う。ゴールの為には、なにが必要か?人それぞれ違うことであろう。

 

足りないものを把握してしっかりと足して欲しい。

 

 

足りないものを自分で足す。

 

時間はまだ有る!

 

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スタートは、すぐそこだ!

 

 

海外って遠いよね?

 1200ブルベと海外旅行でのゴタゴタ、これを同時に味わえるのがパリブレストパリであり海外ブルベだ。

海外旅行に行っただけで、移動、言葉が通じない、視覚から入る情報も母国語ではないetc 体と脳が疲労する。

ジェットラグに苦しむ事もあるだろう。

食事や水が合わない問題も出てくる。

 

 ブルベ遠征になるとそれに重い機材を運び、組み立て、エネルギー、体調などなどをマネジメントしなくてはいけない。

 

良い状態でスタートに立つことが重要なブルベにとって、その状況で、難易度の高い1200ブルベを 補給も少ない、言葉も通じない国で完走する事は簡単ではない事は想像に難しくない。

 

人によっては、完走するためには到着後は観光などせずにホテルに引きこもれ!とアドバイスする人も多い。

 

可能ならば、台湾あたりの海外ブルベを一回走って置くことをお勧めする。

実際、冬は沖縄か台湾に走りに行く先輩ランドヌールは多い。

北海道ならば、飛行機で本州に渡るだけでも飛行機輪行の練習にはなるだろう。

実際に、自分は2019GWの10連休を遠征ブルベとLSDに充て、最後はフェリーで小樽に帰ってきた。経験に勝るものは無い。たくさんの経験を積むべきだ。

 

4桁ブルベの難しさは、後に続くPBP走行レポートに書くとして、

基本的には、400ブルベを走る事を3回繰り返すだけだ。

 

さて、PBP2019の完走率だが、低温と序盤の風で完走率は低かったようだ。

日本人で約60%、全体でも72%、これは何を意味するか?

 

エントラントも世界のSR(シュペールランドヌール)が集まるだけあってレベルは結構高い。中には危ない人も居るのでパックしても距離は詰めない(かぶせない)方が良い。

実際、レポートには落車の話が多い。

 

自分の場合、復路はほとんどパックで走ってない。ブレストを折り返す時点で借金生活に入り、ボリュームゾーンから外れており、視界には人がまばらな状況が多かった。

 

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プルガステル橋

 

 

 

 

 

スケジュール

自分はスタート4日前に日本を出発する日程に。移動の疲れとジェットラグをスタートまでにリセットする為に可能な限り早めに入ります。帰りはゴール後に一日休んで出発。土曜に昼に出て日本着は日曜の夕方です。時差は7時間、行く時は長くなり帰りは7時間短くなります。

 

 

 

飛行機のチケット

 自分は、旅行ポータルサイトで検索し一番安いチケットに決めました。当時はエバー航空が安く、自転車持ち込みについて調べたところ、追加チャージなしで30キロまで持ち込める事が判明。しかも個数は無制限です。

 直接EVA Airのサイトからチケットを購入。

エアトリ等のサイトから買うとトラブった時に大変です。〈このあたりは、調べると悲惨な話がごーろごろ〉チケットは直接買うのは鉄則です。自分は、台湾で7時間のトランジットを取ったので移動時間は26時間くらい。

 人によって、飛行時間の短い韓国やロシア経由を選ぶ人も居ます。 最短距離は北回りなのでロシアの上空を通ります。台湾は逸れてますから遠回りです。

ロストバゲッジの不安は、付き纏いますが、それも割り切りましょう!

 

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eva air

 

ホテル

これは、booking.comでリザーブ

ギリギリ隊としては自分を追い込む為に キャンセル不可で格安にまとめます。PBP参加中の荷物の為(Fした場合にも必要)に今回は、通しで9泊の予約となりました。交渉できれば荷物を預かってもらう事も可能かも。場所については、スタート地点へ自走でも行ける範囲〈20キロ〉でトラップ駅の近くにとりました。

調べてみたけど電車にそのまま自転車が乗せれるか?については、情報が少なく、現地で対応することに。駄目なら自走するまでよ!と自走を覚悟します。

 

 

移動手段

 CDG(シャルルドゴール空港)からホテルまでの移動は、ル・ビス・ダイレクトバスでモンパルナスへ。

 そこから近郊鉄道でトラップ駅までのプランに決めたのが渡航7日前です。人によっては日本からタクシーを予約〈2万ほど〉する人も。間違いなく時間の節約にはなります。

 空港から鉄道で移動も可能ですがあまり治安が良くないところを通る事もあり、非推奨のサイトが多かったです。(鉄道移動の人も多かったですが、乗換があり結構大変だったようバイクを持って階段移動とかボケボケの頭でやるのは辛い)また、早く予約すれば国際免許をとってレンタカーで乗り捨てしてもタクシーよりは安く済みます。自分も免許は持ったものの結局使うチャンスが来ませんでした。Fした時もレンタカー乗り捨ては有効です。

 また、フランスではUBERと言う選択肢もあります。実際に使ってみて、便利でした。

会話不要、お金のやり取り不要。来たのは、綺麗なクルマにプロっぽいドライバーでした。

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CDG ル ビス ダイレクト

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N線

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3か月前に予約すればこのくらいでレンタカーはとれます。

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最後まで調査はぬかりなく!!

 

PBPイヤーにしておくべきこと

プレレジスト

2019年においては、1月からプレレジスト(事前登録)が始まった。

2018年の認定が、1000以上の人から申し込めるシステムだった。その後、600、300、200の認定者となった訳だが、近年のブルベ人気でプレレジ終了時点で200の枠が売り切れる寸前となった。(つまり本レジ時点ですでに申込不可能)

 

 

2019年のアジア圏の完走率の低さも相まって、

2023年には、参加者の絞り込みの為に2022年の走行距離で参加枠が決まるような仕組みが出来るかもしれない。今のところ憶測の話ではないが、認定距離3000を目指して走り込んでおいた方が安心である。

 


プリペイドSIM

 大事な通信手段ですが、自分はソフトバンクiPHONESIMフリーにして持ち込みです。three〈イギリスの通信会社〉のプリペイドSIMをAmazonで2Kほどで事前購入。

説明では、フランスは3G通信しか出来ないはずが、4G(空港でキャッチしたのはorannge 4G)での通信が可能で、快適でした。一時ロストしたり、圏外もたまにありましたが些細な問題です。多くの人は、orangeのSIMを日本で買って行った模様です。事前の勉強会でSIMロックが外れていない人もいたので事前に要確認です。

現地で、調達する場合は機内でのSIM交換はできない。

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three

 

現金の用意

 フランスは、カードが使える(むしろメイン)と言う事で現金は400€ほど用意。電車の切符購入もアップル・ペイ(マスターのみ)が使える。最終日に気がついた。

振り返ると現金は、PCでの食事以外は不要だった。

ちなみにカルフールでもアップル・ペイが使えた。

 

コンタクトレス決済は、非常に便利である。

見慣れない硬貨が何€か?を確認するストレスを感じなくて良いのは幸せ。スペアのクレカもしっかりと別保管する事。

空港ATMで用意しようとする人は、固定レートと言う極悪の両替レートが存在するので気を付ける事。

 

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ウェア

 パリの緯度は、48度。これを日本で言うと、、、実は、サハリン辺りである。稚内より北なのだ。これでどんな装備が必要か想像がつくもの。

 

 今回は3-28の広い温度レンジのブルベだった。装備は、それに対応したものが必要。

 

 北海道感覚で言えば夜は10月終わり昼は9月終わりくらい。湿度が低いので寒いと感じることが多い。

ジャージの上は一枚で、着替えはインナーとビブは複数あれば良いと感じた。

 レインシェルは持っていたが、前日受付時のみ着用。

レインパンツは寒い時に着用した。

ソフトシェルの上にウルトラライトダウンの着用で5度の野外睡眠も体験した。

 

基本、PBPスペシャルで用意することは、テストも出来ないし使えない事も多いのでいつも通りの装備で、いつも通りに走る事。

 

なおPBPは、夜間以外の反射ベスト着用、ベル、ヘルメットは義務ではありません。

ヘルメットは自分の為に装着をお勧め。

 

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気温は3度にまで落ちる

ドロップバッグ

 結論から言うと自分は使ってません。

荷物については使うものだけを持つのみ。(考える事を減らす事が出来ます)走力に不安のある人は、使った方が絶対に良いでしょう。

 

自分は、使わなかった事にすこし後悔してます。これでも重装備な方でした。

ドロップの受け渡しと回収が、自分のホテルから遠くて面倒になった事が大きい要因です。

 

自分の数々の写真から解るとおり海外の速い人は、身軽に速く走り長く休憩する人が多かったように感じます。

反面、背中に受付時に受け取る簡易バックやバックパックを背負う人も多かったです。これもそれぞれの選択と思います。

 

ドロップを使う人は、脳みそを使わずに、荷物の出し入れできるようにまとめておく事です。800も走れば3歳児なみの頭脳ですからー!

 

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機材のチェック

いうまでもなく、自転車は機材スポーツだ。機材だけ良くてもゴールにはたどり着けないし、フィジカルが完璧でも機材がきちんと機能してくれないとゴールにはたどり着くことはできない。

PBPの舞台に立つランドヌールは年間の走行距離も半端ない。それゆえに常に完調でライドすることはなかなか気をつかう。一般のユーザーよりは、機材は酷使されているだろう。

プロならば、メカニックのせいにすることもできるだろう。

しかし、ブルベにおいてはすべて自己責任だ。機材マネージーメントしてくれるメカニックが居る人などほぼいないであろう。

スタート地点に立つ2か月前には、オーバーホールして数回のロングライドで機材が完璧な状態にあるかどうかをきちんとチェックしておこう。

 

いつもと同じ整備では足りない。

詳しくない人は、ショップに相談するとよいだろう。いつも以上あのメニューを提案してくれる事だろう。

 

念には念を入れて完璧な状態でスタートに立ってほしい。

 

 

アルミスポークのホイールは、傷が入るといつか破断するし、ワイヤーだって必ず切れるものだ。

その瞬間は、PBPに最中に起きるかもしれない。

実際、自分はメカサービスで、ホイールトラブルで新しくホイールを買うためにATMへお金をおろしに行くエントラントを目撃している。

 

 

Paris-Brest-Parisには、魔物が住んでいる。

 

起きないトラブルが起きるのがPBPなのだ。

 

 

自分自身だけでなく、相棒も完璧な状態にしてスタートに立つ事をアドバイスしておく。

下手するとスタートに立つ為した苦労が、すべて無駄になってしまう可能性だってあるのだから。

 

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デカトロンって??

 

PBP後の観光時、たまたま入ったスポーツ量販店が有名なデカトロンだった。

現地で買えるものについては、日本から持っていく必要はないだろう。

情報が少ないの少し書いておこうと思う。

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www.decathlon.co.jp

 

 

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ここではご覧のようにco2ボンベの扱いがあったので、時間に余裕がある人は現地調達がよいだろう。3本まで持ち込みが可能だが、空港の保安チェックで必ず確認されるし、X線で弾かれると自分のように目視で確認される事もよくある。帰りのシャルル・ド・ゴールでは、問答無用に没収された人も居るようだ。

 

 オイルについても、非常にグレーな運用がなされている。可燃性揮発成分が含まれている場合には、安全の為積載禁止なのだが、グランドスタッフにその知識はない。

グレーなものは通すわけには、いかないので廃棄をお願いされる。

成分表などあれば、事前に用意しておくことが必要だ。

 

 

実は、フロアポンプを日本から持って行ったのだが、現地調達もありだと思う。

ポンプは、同じホテルのタイチームの人には、好評だった。頑丈ゆえに重かったけど、仲間が喜んでくれてよかったと思う。なにより、現地ではすることが多くて時間が惜しくなるかもしれない。

 

 

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帰って来てから知ったのだが、日本にも上陸していたデカスロン。日本で言うとゼビオのような雰囲気なのだが、PBのジャージがあったり、人とおりの自転車グッズもあり非常に面白かった。

ちなみに BTWIN (ビトウィン)は、デカトロンのサイクルブランドでチューブから工具類までかなりの品ぞろえだった。

 

消耗品やメンテサービスが必要な人は、行ってみるとよいだろう。

 

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 自分が行ったデカトロンはココで、同じモールの中には、本格的なバイクショップもあった。ラ・ビリィエールの駅前だ。 10時~19時で営業している。

 

もちろん会場にもメカサービスがあり、利用したが、資材に限度があるだろう。最初から頼りにするのは、無謀だ。

 

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反射ベストマニアなあなたへ。お土産にベスト貰って喜ぶ人も居る。

  

 

輪行箱をどうするか?

 輪行しない北海道民において、輪行も一つの壁だ。

GWの本州遠征は、帰路が自走だったので箱ではなく輪行袋で対応したが飛行機だとそうもいかない。

 

 選択肢は、輪行袋、既製品の箱、段ボール、自作プラ段箱等たくさんある。

それぞれ、メリットとデメリットがあるので調べるとよいだろう。

 

なお、既製品のハードケースだと、重さが10キロくらいのが多く、自分が使うエアラインとの兼ね合いでも決まってくると思います。

 

 自分は、プラダンでの自作箱(設計図などは、ネットで拾い物)にすることに。

それを基本にかぶせ式にしたり、上からアクセスできるようにしたりフレーム組んでキャスターをつけたり。構想2か月でより使いやすく軽く安い!を目指して設計変更して作成。

 こだわりポイントはフレームを組んでキャスター!絶対に必要です。(外せるキャスターの方が良いかも)手間暇がすごく掛かっている良いモノが出来上がりました。(自画自賛)画像をご覧ください。スキマにヘルメット、シューズ、ポンプ等いろいろ積んだので重さは26キロほどに。

 

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自作輪行

 海外旅行保険

 エバーエアーでは従価保険など、なかった。

 機材が壊れた場合は、自分の海外旅行保険で治すしか道はない。

海外の空港では、荷物は投げるのがスタンダード。到着した異国の地で泣かないように対策はしっかりと!

 

 自分の医療費の為にも海外旅行保険はそんなに高いものではないので入っておくべき。自分は、AUの海外旅行保険に。(種類によっては、自転車の盗難もカバーしてくれるものもある。加入まえには、効いてみよう)

 

 保険の証書と日本語のサポートセンターの電話番号も忘れずに持って行こう。スマホは水没したりすられたりするかもしれない。

不慮の事態が起きても困らないようにしておこう。

 

 

 

Paris-Brest-Paris では?

 

 

 異国の地でいつもと違うものを食べる。その結果、体調を崩してしまう人が多い。水、油っぽい食事、すべては自分の体に負担となって返ってくる。

PBPでも後半食べれなくなって、DNFする人の多い事よ。

 

 胃薬は必須。

人によっては、日本食フリーズドライや、アルファ米のおにぎりを持ち込んで食べる人が居るほど。すべてのエネルギーは、食べ物から来ている。

 

あとは、”ぼんじゅー!サンドウイッシュ じゃんぼん しるぶぷれ!!”

これさえ言えれば何も問題は無い。

パンは、何を食べても素晴らしく美味しい。

 

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PCで買えるサンドウイッシュ

 タイムマネジメント

 国内のブルベだとコンビニがPCになっている事が多く。タッチ&アウェイが可能だが、PBPではPCはすべて学校などの公共施設である。

6千人が訪れるPC、自分のバイクがどこにあるのか?またコントロールまで歩かされる距離も長い。シューズは、SPDがおススメ。

バイクを降りる時にトートバックにボトルを入れて歩くと水もすぐに入れれてオススメ。食糧もそれに入れる事が出来て便利だった。

 

トイレに寄って、サインをもらって水を補給、BARでサンドウイッシュを買えばあっと言う間に60分は経っている。

うまく時短して欲しい。

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ブレストのPC

折れた心の戻し方

4桁ブルベあるあるだが、心折れる瞬間は来ると思う。

その時に異国の地で、心のよりどころを持っておくと違うかもしれない。

 

 

愛する人の写真だったり!?アイフォンに入っている動画。お気に入りの音楽??

 はたまた、いつも一緒に戦う相棒の縫いぐるみかもしれないし、

お気に入りの補給食かもしれない。

 

 

食ベ慣れたセイコマのどら焼きは旨かった。

だが、お気に入りのコンビニスイーツが手に入ることは無い。

 

 

その時にたまたま隣に居たエントラントが、あなたに力を与えてくれるかもしれないし、沿道の住民の方がパワーをくれる事もあるだろう。

 

牛に話しかけて癒される?

 

自分にプラスになることは、すべて利用して自分を取り戻してほしい。

 

参加者によっては、ストレスから自分を見失っているような人も居たようだ。

 

それは、参加者すべてにやってくる。

 

距離の前では、ランドヌールは平等だ。

 

そこには、年齢も国籍も性別も関係ない。

 

思い出作り 

余裕があるならば旅の思い出を作ろう。現地の人との会話も楽しいし、世界からランドヌールが集まってくる。

 

名刺代わりのモノを用意して渡すとFBで繋がれたりして次回の遠征の時に助けてもらえたり、日本に来た時には、おもてなしできるチャンスが来るかもしれない。

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タイチームのみなさん

現地の人には、持ち運べて日本らしいものという事で折り鶴と北斎の版画の折り紙(裏にSNSのIDを印刷)を用意した。

 

時間にも余裕はなくなるし、義務ではないが、より素晴らしい旅にするために出来る事は頑張った方がより面白い。

 

自分の行動がプラスに繋がる事は、素晴らしい!

 

やはり、人の喜ぶ顔は見ていて気持ちの良いものだ。

相手にとってそれは、喜ばしいものであるならば、贈った自分にも同じだけの嬉しい気持ちを作る事が出来るのではないだろうか?

それは、まさにプライスレス!

 

自分は、ボランティアの方には飛行機の中で折った折鶴を渡した。

 

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喜んでくれてなにより。水色のTシャツはボランティアさんのTシャツ

 

画像は、KeyMission 80で撮っており、ピントも構図も甘い。

雰囲気を感じてほしい。

 

我々は、フィルマーではなくランドヌールなのだから、ある程度の割り切りは必要だと思う。

しかし、帰ってきてyoutubeなどで動画を見ると動画の良さも解るし、同時にバッテリー管理など非常に大変だったと思う。


 

その地は、アウェイ

 

 もう日本の常識は通用しない。

 

しかし、自信をもって心より楽しんで欲しい。

アウェイを楽しむ事は、変化や未経験を楽しむ事。

 

準備不足で出走して辛い思い出にしないように。

 

ブルベは、楽しむ為に走っているのだから。

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最高だ! 何回叫んだだろうか

 

 

どうだろう?

 

少しはPBPがイメージ出来ただろうか?

 

このポストが2023PBPを目指す第一歩になれば、そんなに嬉しい事はない。

 

では、実際の走行レポートを綴っていこうと思う。

 

 

 

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